ウチヤマグループは、幼年、青年、老年が共に楽しく過ごせる「幼青老の共生」をスローガンに掲げ、介護事業、カラオケ事業、飲食事業に取り組んでいます。介護事業を「成長の原動力」、カラオケ事業と飲食事業を「安定収益力」という位置づけのもと、本拠地である九州で確固としたドミナントを確立する一方、並行して全国への事業拡大を進めています。
成長の原動力としての介護事業では、入居者様の“生きがいづくり”に尽力しています。入居者様やご家族様の満足度を最大限に高めることを重視する姿勢が、全国の自治体から“安心と信頼”を獲得し、全国各地で展開を進めています。また、カラオケ事業は、独自のユニークなオペレーションや食事メニューへのこだわりが同業他社との大きな差別化となり、首都圏での新たな展開を見せています。
当社グループの「全国化」の取り組みは、他社とは根本的に異なる、当社ならではの思想や哲学に基づいて進められています。「慈愛の心、尊厳を守る、お客様第一主義」の3つを経営理念とし、進出エリアにおいては常に「地産・地消・地役」を追求するとともに、地元のお客様にご満足いただけるサービス、地域の雇用機会の創出、地域のコミュニティとの交流などを大切に考えています。この理念実践型の経営を徹底し、真に地域に根差した展開を全国に広げてまいります。
有料老人ホームでの活力朝礼
成長を牽引する介護事業に注力
当社グループ成長の原動力である介護事業では、2019年度において、介護付有料老人ホーム2カ所の開設に加え、訪問介護ステーション1事業所を新規開設しました。これらにより、2019年度末時点での営業拠点は104カ所182事業所となりました。近隣の病院や居宅介護支援事業所への訪問による連携強化など、地域に根差した地道な施策が奏功し、平均入居率は94.4%と大きく伸長しています。
さわやかひがしおおさか館
インドネシアに職業訓練校を開校
2017年11月に改正された外国人技能実習制度では、対象職種に介護職種等も加わり、より幅広い職種の技能実習生の受入れが可能となりました。これを踏まえ、当社は、2018年7月にインドネシアに合弁会社を設立し、インドネシアの若者が日本の企業で実習生として働くための職業訓練校を立ち上げました。やがて彼らが日本で習得した技術や技能を持ち帰り、インドネシア本国の産業発展に寄与する効果が期待されます。また、日本国内の受入れ側企業においても、人手不足の緩和効果が見込まれます。介護職種だけでなく多岐にわたる技能実習生を育て、日本およびインドネシアの社会に貢献してまいります。
インドネシアの職業訓練校