チムニーは、心と食と飲を通じて、世界中のお客様から「ありがとう」と言われる企業を目指しています。目の前のお客様を大切に、お客様に満足いただける商品とサービスが提供できるよう、居酒屋業態の再構築に力を入れています。グループ全体の中期的な方向性は、①居酒屋事業(直営・FC)、②専門業態(食事業態・コントラクト)、③アライアンス、新規事業、海外展開の3事業を柱として強化し、「食」と「飲」を中心とした総合サービス産業へと成長してまいります。
6次産業化の深耕で価値ある商品を提供
当社では、生産(1次産業)から加工(2次産業)、店舗販売(3次産業)のすべてを一気通貫で自社展開する6次産業化を推進しています。生産については、全国漁港直送の鮮魚調達の拡充を進め、また、加工については、生産との連携強化を図り、自家製こだわりメニューを開発しています。そして店舗では、地産地消・地産全消をさらに発展させ、各地方の「うまいもの」を、そのお店でしか味わえない“地産店消”メニューとして提供しています。
6次産業化の深耕は、お客様に価値ある商品を提供する当社の価値の源泉となっています。主力の水産商品充実の一例として、当社が共同開発した飼料を用いて、大分県佐伯市沖にて畜養された本マグロの調達を行っています。深いコクととろけるような甘みが自慢のマグロは、本マグロ解体ショーの一部として、また、創業祭の主力商品等として活用されています。6次産業体制の構築によって、獲る漁業から育てる漁業への転換を図り、企業としての社会的責任の遂行にも尽力してまいります。
「さかなや道場」
居酒屋からレストランまで多彩なブランドを展開
「ここでしか味わえないひとときを」。チムニーグループは、鮮度抜群の活魚の居酒屋から、ディナーが楽しめるレストランまで、多彩なブランドを展開しています。「海鮮居酒屋 はなの舞」「さかなや道場」では、大多数の店舗に活魚水槽を設置し、お客様のオーダーをいただいてから捌いて提供しています。「豊丸水産」では、美味しい魚介やお肉を、卓上で焼く楽しさとともに提供しています。「炭火やきとり さくら」は、国産ブランド鶏を中心に店内で串打ちし、備長炭によるふっくらした焼き上がりが好評です。専門業態では、名物オムライスの「66DINING六本木六丁目食堂」や、2002年度全日本最優秀ソムリエに輝いた阿部誠氏によるシャンパーニュ専門サロン「Salon de Champagne Vionys」に続き、2019年12月に、焼肉店10 店舗・居酒屋1店舗を運営する、株式会社シーズライフの株式を取得しました。焼肉「牛星」「山河」は、プロの目利きで厳選された上質なお肉を、リーズナブルな価格で味わえるメニュー構成を特徴とする、強い業態力を活かした店舗展開をしております。店内は小さなお子様も安心できるような居心地の良い空間で、ファミリー層を中心とした地元の常連のお客様に支持されています。
「すし花の舞」
社会的なニーズへの取り組み
スマホで支払いができる簡単・便利なキャッシュレス決済サービスは、時代のニーズと言えます。当社では、サービス強化の一環として、2019年3月からグループのお店でスマホ決済サービスPayPayの導入がスタートしました。LINE Pay、d払い、楽天ペイ、支付宝(アリペイ)、WeChatPayも導入済みです。2020年1月には、チムニー公式アプリをリリースしました。今後ともお客様の利便性の向上を図ってまいります。
また、現在世界的な問題となっているプラスチックゴミの廃棄に関し、当社ではプラスチックストローの提供を中止し、リユース可能なノンアルコールマドラーを活用しております。環境保全、生態系への配慮に積極的に取り組み、「心ある店舗づくり」に努めてまいります。