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外国人投資家が気にする日本企業の災害リスク

木村佳子
木村佳子 勝率:ありません パフォーマンス:ありません
元祖・日本で初めての女性株式評論家
個人投資家向け経済情報、資産運用に強いエコノミスト。日本IRプランナーズ協会/理事長、日本チャート分析家協会JCAA、(社)くらしとしごと生活者フォーラム代表。CFP、一級FP技能士(国家資格)早稲田大学大学院フアイナンス研究科卒(専門職MBA)
  • コラム [株式]

    外国人投資家が気にする日本企業の災害リスク

    10月24日(木)18時36分みんなの株式
台風災害相次ぐ日本、外国人投資家は日本企業の災害対応に注目している
機関投資家として企業のリスク対応を査定している担当者さんを招いて勉強会をしました。
とても勉強になりましたので個人投資家の皆様にフィードバックします。

外国人投資家は日本企業に投資する際にリスクへの長期的な備えがなされているかどうかを大変気にするそうです。
確かにこのところの台風被害は企業の物流に多大な影響を与えています。
道路や橋が寸断されては商品を届けるにも届けられず、ひいては業績に跳ね返ってきます。

機関投資家は扱う金額が大きいうえ、個人投資家と違って顧客資金の運用をしているため、いつでも解約に備えなければならず、業績に不安があり、株価下落の可能性に直結しそうな会社への投資は当然、避けます。

例えばハザードマップから見て、危ない場所に工場や物流拠点を持っていないか、物流販路が寸断されたとき、どのような対策を講じているのか、地震被害が生じそうな場所に拠点を持っている場合、代替地への建て替え計画を持っているかなど、チェック項目は多岐にわたるようです。

こうした災害リスクに備える以外、
E 環境
S 社会
G ガバナンス
にどう対処しているのか、も併せて検討しているのですね。

ESG投資はよく聞く投資キーワードですが、調査対象企業が個々の項目に取り組むだけでなく、その取り組みが2020年、2030年、2040年にどのように会社の成長に寄与するか、その考え方にも事細かに対話で企業経営に問いかけ、そのことによって企業の自覚を促すというエンゲージメント手法を駆使するのですね。

エンゲージメントも折々に聞く言葉ですが、
投資の場合は投資者が積極的に関与することで構築される、対象企業と投資家の間の絆
という解釈が近いように思います。

つまり機関投資家自身も「儲かればいい」とふるまうだけではダメだという自覚の元、社会的責任投資を実践していくことで支持を得て、投資資金を集められるというわけですね。

日本では「トンデモ少女」ととらえられがちな環境問題提唱者・グレダさんは欧州ではヒーロー扱いだそうで、彼女のように社会的に意義ある行動をとることの評価は高く、そうした観点からの投資も欧州ではヨシとする流れがあるようですね。

そうした観点から
動物実験をやめるとか
従業員や地元の皆さんとの良好な関係を築くとか
社外取締役が機能している会社は評価が高いそうです。

気になる銘柄がどんなリスク対策をしているか、ESG観点からどのような取り組みをしているか、まずは企業のホームページから調べてみたいですね。

取り組み方によっては欧州の機関投資家のビックマネーがその会社に投資してくるかもしれませんので、個人投資家は銘柄選びのヒントにしてみてください。
講師を務めてくれたスピーカーも機関投資家としてたくさんの企業診断項目を持っている様子でした。
私たちもESG+R 評価で独自に企業を見る目を養いたいですね。

最終更新:10月24日(木)18時36分

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