98年のNYダウと2019年のNYダウの動き(日足)
私が目先、気にしているのは、前回の当欄でもご紹介したアナログチャート。今年の米株の動きが98年時と類似しているというもの。では、その後の動きは?というと、下記のチャートをご確認ください。依然として98年相場と類似した動きが続いていることを確認できます。そして、本日より注目のイベントがスタートします。まず21~22日:日米閣僚級会議、日本時間23日午後11時にはジャクソンホールでパウエル議長の講演、24~26日フランスでG7が開催されます。とりわけ、市場の関心が高いのは、パウエル議長の講演です。現在の市場は、9月のFOМCで追加の利下げが織り込まれていますが、仮にパウエル議長の講演がタカ派的なものとなった場合、米株は下げに転じることが予想されます。もし下記アナログチャートの形状を今年も辿るならば、米株の下げが大きくなる→リスクオフの動きに繋がる可能性があり、要警戒の時間帯に入ってきていると考えます。過去幾度となくジャクソンホールの講演をきっかけに、相場が崩れたことが脳裏をよぎったのは、私だけでしょうか。