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日経、24000円は届かず

松川行雄
松川行雄 勝率:ありません パフォーマンス:ありません
外国人投資家の視線で日本株の明日を読み解く
大和証券外国株式部勤務の後、投資顧問業を開業。2013年2月ヘッドハンティングにより増田経済研究所に入社。現在同社発行の「日刊チャート新聞」編集長。株式セミナーに於ける投資理論は個人投資家に満足度100%の人気を博す。
予想終了
  • 日経平均 予想期間1月17日

    日経、24000円は届かず

    1月16日(火)18時17分みんなの株式
材用無い中で、終値ベース・昨年来高値更新
グローベックス市場で、米国主要株価先物が高い気配でしたから(大引け段階では180ドル高気配)、東京市場もまずは5日線奪回。
ドル円が前日の110円台中盤から、110.80円へとドル反発となっていたことと呼応しています。
後場は、110.90円台にドルが戻ってきたこともあって、日経平均は一段高で24,000円に肉迫する展開。少なくとも、1月9日につけた、終値ベースの高値23,849円は確実に上回りました。
ザラ場高値はやはり1月9日の23,952円でしたから、引け前30分を切りますと、これも抜きました。大引けでは、1円下回る23,951円。
残るは24,000円の大台乗せです。
後場の強さを考えますと、アジアや、とくに欧州系の買いが入ったのかもしれません。
大引け前には、グローベックス先物は180ドル高に一段と気配を切り上げていました。
外人動向
セクターでは、電機の強さが目立ちます。
自動車では、トヨタ自動車(7203)が昨年来高値更新です。北米最大の自動車ショーが開催されていることも背景にあるでしょう。
ファーストリテイリング(9983)も高値更新ですから、外人の裁定買い残積み上げが、また行われていると推察され、同じことは値がさ株に非常に強いものが目立つ点も傍証にはなるでしょう。この分ですと、冗談ではなく裁定買い残4兆円に手が届いているのかもしれません。
たとえば、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、ダイキン(6367)、日東電工(6988)、信越化学(4063)など軒並み1万円以上の株価の銘柄が、指数寄与度のトップを占めています。
もっとも、ファーストリテイリングとファナック2銘柄だけで、日経平均上昇率の半分を占めていました。
1月調整無しか、それとも結局調整ありか
ただ、気になるのは、本日に限ってみますと、上昇銘柄数はわずかに値下がりのそれを上回る程度、つまりほぼ半々だということ。
また、昨年来高値更新が、前日まで200銘柄以上だったものが、164銘柄。200銘柄に届きません。
この相場は強いのでしょうか、弱いのでしょうか。先述のファーストリテイリング及びファナックがずば抜けた指数寄与度を発揮したという事を見てもわかる通り、限られた銘柄が上がっているという傾向が出てきているわけです。
実際、先導株比率は昨日すでにに34%を超えており、東証全体の貸借倍率は1倍を超えています。
米国長期金利上昇が止まらないとして、果たして2.6%を超えようとする水準にある今、なんの調整も無く走るとしたら、これは上昇加速どころか、過熱に向かうことになるわけです。
1月調整がほとんど無しで(月間のアノマリーで若干足踏みした程度)、そのまま5月まで走り抜けるつもりか、それともこの本日の上げの後、調整が実は待ち構えているのか、非常にきわどいところです。
米長期金利と日本株
米債券投資のビッグプレイヤー、ジェフリー・ガンドラックが今年の相場について見通しを述べています。ガンドラックは、ビル・グロスがピムコから出た後、「新債券王」と呼ばれている人物です。
それによりますと、米10年国債利回りは2.63%に到達すると、その上昇は加速し、米国株価を強く押し下げ始めるようになる、としています。
2.63%というのは、当レポートでいつも引き合いに出している、2016年末の近年では一番高い水準です。
昨年すでに、ガンドラックは金融緩和縮小と金利上昇によって、市場が癇癪(かんしゃく)を起こす=テイパー・タントラム、と述べていましたが、いよいよその傾向が強まってきています。
今のところ、株式は癇癪までは起こしていません。ただ、ガンドラックが言うように、2.63%を超えてしまうようだと、アメリカのGDP成長率予想を超えてくるということになるわけですから、金利の重みがずしりと経済や市場にのしかかってくることは間違いないでしょう。
逆に言えば、そこまでは株式市場は安泰だということにもなります。
仮に押しが途中で入ってきても、そう深刻なものにはならないということです。
ただそれも、もう目の前に迫っています。米10年国債利回りは、米国3連休前、12日金曜日の段階で、2.5475%ですから、0.0825%ポイントを残すのみです。
9月8日の長期金利ボトムから、直近最高金利水準まで90日間にこれが上昇してきたペースをそのまま当てはめますと、この0.0825%の距離は、13日で到達することになります。
こうしたペースをただ延長しただけの話でしかないのですが、この通りで行けば、月末から2月初頭に達するわけです。
1月調整は、そのあたりから現実的なリスクとして浮上してくるということでしょうか。
長期金利上昇がいったんピークを迎えやすいイベントとして考えられるFOMCですが、これは、奇しくも1月30-31日です。
1月効果相場後の「月間のアノマリー」を大した調整もせずに「しのいだ」株式相場にとって、次の鬼門のタイミングは、このFOMC前後ということになりそうです。
そこまで、相場が走るのか、そこにむけて目先調整が始まるのか、これは誰にもわかりません。
戦略方針
グローベックス先物がすでに東京時間の朝から、非常に高かったことを考えますと、恐らく今晩の米国市場は続伸なのでしょう。
引け味を見なければ何とも言えないのですが、戦略方針としては、とくにトレンドにリスクがあるとは言えない状況ですから、「やや警戒、キャッシュ比率目安1割」をいったん解除して、「フルインベストメント」に戻すことにしました。
今晩の米国市場を確認して、明朝改めて確認しますが、恐らくフルインベストメントで結論が着地することになるでしょう。

最終更新:1月16日(火)18時17分

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