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トランプ大統領発言にも注意

菊川弘之
菊川弘之 勝率:ありません パフォーマンス:ありません
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日産証券調査部 主席アナリスト 商品投資顧問・証券会社の調査部・ディーリング部長などを経て現職。日経新聞、時事通信などにマーケットコメント・解説を寄稿。TV・ラジオなど多数メディアにも出演中。みんコモ人気コラムニスト
  • コラム [外国為替]

    トランプ大統領発言にも注意

    7月7日(金)15時33分みんなの株式
2週連続ジブリ!
 7月は独立記念日に伴う薄商いの中、好調な米マクロ経済指標を受けた米金利上昇で円売り・ドル買いの動きが高まり、一旦後退していた米追加利上げ観測が再浮上。ドル円は三角保合いを上放れた。北朝鮮のミサイル(ICBM)発射や、ADP雇用統計がやや弱気であった事がドル円の上値を抑えているものの、今晩の雇用統計で強気の数字が確認されると、年内の追加利上げを織り込む動きとなるだろう。バランスシート縮小や利上げに関するFedの考えは、12日(下院)、13日(上院)のイエレンFRB議長の議会証言で、より明らかになると見られる。雇用統計が強気の数字となった場合、ドル円の上値目標は、N=113.92円、E=114.8円などがカウント可能だ。
 一方、弱気の数字となれば、ドル円の上放れは、独立記念日に伴う薄商いの中でのダマシとなる可能性もある。欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行、カナダ銀行が相次いで金融引き締めを示唆したことや、オバマケア代替法案の採決延期で、ユーロの強さも意識されている。

 独立記念日に伴う議会休会明け以降に、オバマケア代替法案の採決が行われる予定だが、ポール上院議員やクルーズ上院議員ら共和党の数名が反対の立場を示している現状で、すんなり採決となる可能性は低い。内政が上手くいかない時に、国民の関心を外に向けると言う事は、内外を問わず、時の権力者が採る手法だが、7~8日のG20首脳会議(ハンブルク・サミット)での、トランプ大統領の発言にも要注意だ。
 先のG7サミットでは、トランプ大統領は、不公正な貿易の排除こそ重要だと譲らず、ドイツの貿易、経常収支の黒字を厳しく非難した。これに対し、6月29日の議会演説で「世界の問題を孤立主義や保護主義で解決できると思うものは大きな過ちだ」とメルケル首相は名指しこそ避けたものの、トランプ大統領の姿勢を批判している。G20で貿易問題絡みの不規則発言が出てくると、ドルの上値は限定的となるだろう。

 米商務省が6日発表した5月の貿易統計(通関ベース)によると、モノの取引に限った対日貿易赤字は前月比11.3%増の58億ドル(約6500億円)。赤字の多くを占める自動車関連は減ったものの、全体では2カ月ぶりに拡大。国別の赤字幅ではドイツを抜き、中国、メキシコに次ぐ3番目の大きさに浮上している。

 仮に、7日(金)の雇用統計でドル買いで反応しても、7日(金)~8日(土)のG20でのトランプ大統領発言で、週明けのマーケットは、雇用統計直後と反対方向に振れて始まる可能性にも注意したい。

 G20首脳会議では北朝鮮の核・ミサイル問題も採り上げられる見られるが、8月には、米韓合同軍事訓練が予定されている。貿易問題と同様、夏には地政学リスクの高まりが懸念される。

 今晩の日テレ映画ロードShowは、「借りぐらしのアリエッティ」。「2週連続 夏はジブリ!」だ。今週は、雇用統計、来週は3連休前と言う事で、いずれも荒れる要素は潜在している。一目均衡表では週末・週初に雲のねじれが控える。トレンドが加速、もしくは反転と変化が起こりやす時間帯だ。忘れた頃の「ジブリの法則」にも注意したい。3連休明けの19日には、米中包括経済対話も控えている。

 「借りぐらしのアリエッティ」は、同じ世界に住みながらも、お互いに関わる事のなかった小人と人間との出会いの物語だが、トランプ大統領と金正恩委員長との電撃会見・和解となれば、大幅なドル高・株高となりそうだが、このシナリオの可能性は極めて低い。。。

最終更新:7月7日(金)15時33分

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